初めての沖縄(2018年4月・元カノと)
2018年4月。誕生日のプレゼントとして、元カノがサプライズで沖縄行きの航空券を用意してくれた。
出発前の会話
オレ「沖縄??? 暑いの苦手って知ってるやん。なんで事前に相談してくれんかったん?」
元カノ「だって、北海道も京都も行ってるやん…長野や石川まで(笑)。まだ行ったことない場所に一緒に行きたかったの」
オレ「あぁ、そういうことね。まぁチケット取ってくれたなら行くよ。ありがとう」
元カノ「うん。絶対“やだ”って言うと思ったから、とりあえず航空券だけ確保した(笑)。ホテルはねリゾートとビジネスがあるんだけど…」
オレ「国際通り?リゾート?よく分からんけど、ツアーじゃないんだよね」
元カノ「そう、どこでも自由に行けるよ」
オレ「それならステーキは必須! TVで“ジャッキーステーキ”見て、美味しそうやったから」
元カノ「やっぱりね(笑)。私が名所をピックアップするから選んでね」
オレ「OK~! オレも調べる。一緒に考えよ」
元カノ「うん、楽しみ^^」
旅行の思い出
レンタカーで島を巡り、リゾートホテル、美ら海水族館、橋を渡ってドライブ。
一番印象的だったのはホエールウォッチング。
みんなでクジラを探す一体感、少し荒れた海でのスリル――旅の本当の楽しさを感じた瞬間だった。
👉 今振り返ると
「旅行=観光地と豪華な食事」だと思っていたけど、体験を共有することに価値があると気づいた。
2回目の沖縄(2019年4月・家族旅行)
ジジババの強引なプッシュで、なぜか翌年も家族旅行で沖縄に行くことになった。
当然、今回は甥や子供たちを連れてのツアー参加。
「へぇ~、沖縄ってこんなトコなんだ? 4月なのに暑い? うわーびっくりー!(棒)」
そして、到着したホテルを見て「えっ、ここ元カノと泊まったホテルやん(汗)」と内心ドキッ。
観光バスで回った場所も前回とほとんど同じ。
正直、二度目になると新鮮味は薄れ、
「豪華な食事や観光地…こんないいとこどりした世界を見て、何が楽しいんだろう?」と感じてしまった。
👉 今振り返ると
この時、「観光地=沖縄のすべてじゃない」と気づいた。むしろ、その裏にある日常にこそ本当の沖縄がある。
そこから芽生えた思い
観光パンフレットには載らない、リアルな沖縄を見てみたいと思うようになった。
夜のお店、地元のスーパー、普段使いの定食屋、米軍基地、戦争の爪痕。
工業の少ない島で人々がどう暮らし、どう経済を回しているのか――自分の目で確かめたい。
👉 今振り返ると
この2度の旅で、旅行の意味が変わった。
「楽しむための観光」から「問いを持って向き合う旅」へ。
世界一周のために貯めていたマイルを、まず沖縄で使おうと思えたのは、この気づきがあったからだ。
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