「嫌なことがいつまでも頭に残る」
そんな経験は誰でもあると思う。
同じ場面を何度も思い出してしまう。
「あの時こうすればよかった」と考え続ける。
これは意志が弱いわけでも、性格の問題でもない。
人間の脳の仕様に近い。
嫌なことが忘れられない理由
人間の脳は、
楽しいことよりも「危険」を優先して記憶する。
これを「ネガティビティ・バイアス」という。
・楽しいことを忘れても生きていける
・危険を忘れると命に関わる
だから脳は、嫌な出来事ほど強く・長く記憶する。
さらにそれを何度も繰り返し再生する。
これが「反芻思考」。
本来は「次に同じ失敗をしないための学習機能」だが、
行き過ぎるとただの消耗になる。
問題は「考えているのに進まない」こと
反芻思考の厄介なところは、
考えているのに前に進まないこと。
・同じ結論を何度も繰り返す
・気分だけが悪くなる
・解決には繋がらない
つまり、思考がループしている状態。
じゃあどうするか
ここで有効なのが「リフレーミング」。
出来事そのものではなく、
その「意味」を変える考え方。
例えばこんな感じ。
欲しいものが売り切れていた。
その時点では「嫌な出来事」。
でも別の店に行ったら、
もっと安く手に入った。
結果的に見ると、
最初の「売り切れ」はむしろラッキーになる。
ポイントは「時間軸」
大事なのは、
一瞬の出来事で評価しないこと。
その場ではマイナスでも、
後からプラスに転ぶことは普通にある。
・嫌なこと=悪いこと
ではなく
・嫌なこと=まだ評価が終わっていない出来事
こう捉えるだけで、思考はかなり安定する。
結論
嫌なことを忘れないのは正常。
むしろ生存本能として必要な機能。
ただし、
・事実はそのまま受け取る
・意味は自分で決める
このバランスが重要になる。
嫌な出来事に振り回されるか、
それを利用して前に進むか。
違いはそこだけだと思う。

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