5年前に早期退職してから、「ストレスがないのがストレス」と言えるような生活を続けている。
仕事に追われることもなく、理不尽な上司や締め切りに振り回されることもない。自由な時間は増えた。
だからこそ逆に、「自分にとってストレスとは何なのか」を改めて考えるようになった。
考えてみると、私にとって一番のストレスは、無能な第三者によって無駄に時間を拘束されることだと思う。
「こうすれば時間を無駄にしなくて済むのに」と感じる場面は意外と多い。
例えば航空会社。
飛行機は搭乗締切に遅れれば待ってくれない。そこに個人の感情や裁量は入らない。
でも、それはルールとして明確だから納得できる。ストレスもたまらない。
早く行動するか、遅れないよう準備するかは自分の責任だからだ。
一方で、身近な社会では時間の概念が曖昧になることがある。
「3分ぐらいいいよね」
そんな感覚で約束の時間が少しずつ崩れていく。
さらに状況次第では、「30分遅れます」と言っていたものが、気付けば40分、50分と伸びていくこともある。しかも、その場の空気や個人の裁量で何となく許容されてしまう。
私にとって、数分でも約束を守らないというのは強いストレスになる。
ましてや、それを当然のように考えている人と接し続けるのはかなり苦痛だ。
時間というのは有限で、誰にとっても平等な資源だと思っている。
だからこそ、他人の時間を軽く扱う人とは価値観が合わない。
ただ、不思議なことに、遅れてしまったとしても、
「ごめんなさい。こういう事情で遅れました」「時間調整してくれてありがとう」
ときちんと説明や感謝してくれる人には、逆に信頼感が生まれる。
大事なのは、遅れた事実そのものよりも、相手の時間を尊重しているかどうか。
そこに誠実さが見える人とは、自然と関係も長続きする気がする。

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