大阪にはロレックスの正規店が7軒ある。
もちろん、全部回ったところで簡単に買えるとは思っていない。
今回は「買えたらラッキー」くらいの気持ちで、暇つぶしも兼ねて大阪の店舗を回ってみることにした。
ただ、これが意外と楽しい。
ロレックスの正規店にいる店員さんは、教養もあって、それなりに容姿の整った方が多い。
しかも、こちらが時計の話をすると丁寧に相手をしてくれる。
在庫がないときも、
「申し訳ございません、現在ご案内できる商品がなくて……」
みたいに、本当に申し訳なさそうに言われる。
すると不思議なもので、
「いや、もう無くていいかな」
と思えてしまう。
無料で話し相手になってもらって、こちらが申し訳なくなるくらいだ。
まずはハルカスの近鉄
最初に向かったのは、あべのハルカスの近鉄。
入口には一人だけ並んでいたので、その後ろに並んで待っていると、
「整理券はお持ちですか?」
と聞かれた。
???
整理券?
「ここに並ぶだけじゃダメなんですね?」
と聞くと、
「はい。整理券を取ってきますね」
とのこと。
「あ、お願いします」
しばらくして整理券を持ってきてもらい、
「では、こちらの時間になりましたらお呼びします」
との説明。
そこで番号を見て、
「この23というのは、開店してからの通し番号ではなくて、待ち行列の23番目ということですか?」
と聞くと、
「そうです」
とのこと。
「あっ……ごめんなさい。お手数をかけたんですけど、ちょっと時間がないんで、やめておきます」
ということで、早々に退散。
まだ一軒目なのに、整理券システムで終了。
次は梅田の阪急
次に向かったのは梅田の阪急。
さっきの経験を踏まえて、最初に、
「ここは整理券っているんですか?」
と聞いてみた。
「はい」
「何人くらい待ってますか?」
「50組です」
「えっ!?」
50人。
これはもう「ちょっと待つ」というレベルではない。
帰ろうかなと思ったところで、対応してくれた店員さんがめちゃくちゃかわいい。
しかも、ものすごく申し訳なさそうに接客してくれる。
店内もそこまで忙しそうではない。
……ということで、予定変更。
もう買い物というより、話し相手になってもらおう。
「展示品を見てもいいですか?
福岡から観光で来てるんですけど、地元のお店は展示品が少ないので」
すると、
「ええ、どうぞ。ごゆっくり見ていってください」
という感じ。
ありがたい。
展示品を眺めていると、オリーブグリーンの文字盤の時計を発見。
おっ。
これはいい。
しばらく眺めていると、
「探されているのは、これですか?」
と声をかけてくれる。
そこから時計の話をしたり、USJの話をしたり。
気がつけば、なんだかんだでかなり長居してしまった。
いやー、楽しかった。
そして最後に、
「大丸さんなら整理券ではないので、行ってみたらどうですか?」
と教えてもらった。
なるほど。
それなら行ってみよう。
梅田の大丸へ
そのまま梅田の大丸へ。
ちょうどホテルに行く通り道なので、寄ってみても手間にはならない。
ショップに到着すると、2人ほど並んでいる。
入口の店員さんに確認すると、ここは整理券ではないらしい。
10分ほど待って、案内される。
そして……
おっ。
ここも若い女性が対応。
しかも、入口で待っているときに、入口の店員さんと話していた内容まで、ちゃんと引き継がれている。
これは好感度が高い。
「福岡から来ている」
「大阪を観光している」
「さっき阪急で……」
みたいな話もスムーズにつながる。
こういうところ、ちゃんとしてるなぁと思う。
結局、ここでも時計の話をしたり、大阪の話をしたり、いろいろ雑談。
なんだかんだで20分近く話していた。
関西弁で話してくれるので、これがまた楽しい。
正直、そこらへんの飲み屋に行って話すより、よっぽど楽しいぞ。
最後には、
「梅田に来たときは、また寄ってくださいね!」
と。
もちろん社交辞令だろう。
でも、こういう一言はうれしい。
今回は提案こそなかったけど、こちらもニコニコしながら退店。
ロレックスマラソンなのに、時計より会話が楽しい
大阪に来る前は、
「7店舗もあるんだから、どこかで何か出てくればいいな」
くらいに思っていた。
でも、実際に回ってみると、時計そのものだけじゃなく、店員さんとの会話も結構楽しい。
買えるかどうかは別として、
「今日はどんな店員さんかな」
くらいの気持ちで回るのも悪くない。
そもそも、暇つぶしのつもりで始めたロレックスマラソン。
気がつけば、時計を探しているのか、話し相手を探しているのか、よく分からなくなってきた。
まあ、こういうロレックスマラソンもありだろう。
2個目、まだまだ続く。
