コロナ禍で株主優待銘柄が全体的に値下がりしたとき、「とりあえず買ってみるか」と、あれこれ購入した。
株主優待の多くは3月決算。
そのため、収穫期となる6~7月には、郵便受けへ爆弾のような量の封筒が投下される。
優待の内容も実にさまざまだ。
QUOカードや飲食券、ギフトセットと交換できるポイント、サブスクの利用特典や毎月の映画鑑賞券。
オートバックスなら車検の割引。
優待で飛び、
列車に乗り、
食事をし、
映画を観る。
生活のあちこちが、少しだけ豊かになる。
今年もイカ釣りの合間を縫って、届いた優待の仕分け作業を開始。
正直、かなり面倒くさい。
- 自分で使うもの
- 人にあげるもの
- 捨てるもの
- とりあえず保管するもの
- 金券ショップへ持っていくもの
こうして毎年、小さな仕分け工場が開設される。
基本的に優待券は値引き券という扱いなので、確定申告では金券ショップで売却したものや、ギフトカードなど換金性の高いものだけ申告している。
株式は源泉徴収ありの特定口座なので、私の表向きの所得はそれほど多くない。
そして今日、最後になるであろうメロンが届いた。
毎年、このメロンが届くと「今年の優待シーズンも終わりか」と感じる。

あとはイカ釣りが終われば、また普段の生活を再開。
飲食券は人に配ることも多いので、意外と早くなくなる。
「それ、使わないなら頂戴。」
「メロン食べたい。」
そんなふうに気軽に言ってもらえると、実は結構うれしい。
しかし、QUOカードやポイント類は、なかなか減らない。
以前は今の倍近く株主優待株を持っていたが、半分ほど売却した。
つまり、電子農家も減反したわけだ。
それでも毎年これだけ収穫される優待券を眺めながら、
「これの3倍の優待を使い切っている桐谷さんは、本当にすごいな。」
そう思った。
……私には、このくらいの規模の電子農家がちょうどいい。

そして、優待消化の危機感を覚えたので、仕分け工場を一時閉鎖して外食することにした。
向かった先はイオンマック。
ビッグマックとポテト。
揚げたての熱々のポテトを頬張りながら思う。
優待を減らすつもりが、売れない株がまた一つ増えた。
……と思っていたら、サンリオのポイントが残っていたことを思い出した。
サンリオ株はすでに処分したので、これが最後の優待だ。
エコバッグは全種類集めるつもりで、今回はケロケロけろっぴをもらう予定だった。
ところが、いつの間にかエコバッグのデザインが刷新されている。
予定変更。
進化したポムポムプリンを無事に入手。
最後の優待としては、十分満足だった。



お昼ご飯を食べた後は、50mプールでスイミング。
……のはずだった。
しかし、この日は高校生の合宿で使用不可。
「しょうがないか。」
そう思いながら、隣の25mプールで軽く泳ぐことにした。

その後はコストコへ。
半年ほど前から導入されたPOSのアシストBHT端末が、すっかり定着していた。
レジ待ちの時に、BHTで会員証と商品を事前にスキャン。
レジでは会員証とクレカを読み込ませるだけで、会計が終わる。
カートから商品をコンベアへ載せる必要もない。
スタッフがバーコードを読み取り、
またカートへ戻す。
あの地味に面倒だった一連の作業が、まるごと省略される。
ほんの少しの工夫だが、業務効率も利用者の満足度も大きく上がっている。
こういう改善を見ると、「よく考えたな」と感心してしまう。
システムエンジニアとして見ると、こういう改善は好きだ。
良いシステムというのは、高機能なシステムではない。
自然と使いたくなるシステム。
そして、使う人が「前のやり方には戻れない」と思えるシステムこそ、本当に良いシステムなのだ。


そして私も、ホットドッグの持ち帰りシステムを考えてみた。
ドリンクはキャリーに固定し、ホットドッグは紙袋のまま立てて収納。
意外と安定感がある。
パンは潰れず、飲み物もこぼれない。
コストコ公認…ではないが、自分の中では合格点だった。


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