ペイチャ

北九州市の地域振興券に「ペイチャ」というものがある。

要は、10,000円分チャージすると12,000円になるという、あれだ。

年に1~2回やっていて、今回で10回目。

3回目から参戦しているので、もう常連さんである。

今回は上限が5万円なので、それで申し込む。

抽選。

当選。

早速、入金して使い込みに行く。

まずはTHE OUTLETS。

平日、ほんとガラガラだよな。
快適。

コロンビアに行ったが、仲良しの店員さんはいなかった。

この時はまだ呑気に、完全防寒のグローブなんかを見ていた。

「知床に、流氷、見に行こうかな?」

なんて気分である。

まさか、このあと本当にグローブをすることになるとは……。

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次に、旬のフルーツを求めてMOONへ。

おお、今はブドウと柿ですか。

美味しそうだ。

ブドウを手に取って見ていると、

「それ、いいよ」

「えっ!? あっ、グエンさんだ!」

スイカの時はお世話になりましたと、心の中でお礼を言う。

「ブドウって見分け方あるんですか? 粒の大きさ見てましたけど」

「ブドウは、白いのあると新しい」

「こっち、ついてない」

「2日前、出した。それ、今日」

「おぉ、なるほど」

えっ、そんなことまで言っていいの?

と思いながら、

「ありがとうございます。これにします」

続いて柿。

「もしかして、柿も見分け方あるんですか? 太秋のお徳用パックの5個入りにしようかと思ってるんですけど」

「その柿、小さい。小さい、ダメ」

「えっ、そうなんですか?」

「これがいい。大きい。選んであげる」

「これ、これ、これ」

「えっ、なんで分かるんですか?」

「ここ、黒い線」

「へぇー」

「いいの、あってよかった」

「写真、撮っていいですか?」

「いいよ」

「ありがとうございます」

ペイチャで支払いっと。

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うーん。

いい買い物をしたら腹が減った。

肉が食べたい。

豚肉の店があったよな。

「200gの定食ください」

「はい」

「ペイチャで」

「えっ、ペイペイではないですよね?」

「このQR読み込むやつです」

「当店は取り扱いないですね」

「えっ、使える店リストに入っていますよ」

「そうなんですか?」

「私もよく分からないんで、また来ます」

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ということで、一風堂へ。

「白スープと白ご飯ください」

「はい」

「ペイチャで」

「QR、お願いします」

「支払いました」

ペイペイみたいに、

「ペイチャ」って、しゃべればいいのに。

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久々の一風堂を満喫したら、泳ぎたくなった。

50mプールに行こう。

ちなみに今週2回目である。

淡々と1,500m泳ぎながら、晩御飯を何にしようか考える。

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トリモモ焼こう。

肉だ肉。

そうと決まれば日本酒だ。

おっ、福島で見た「飛露喜」があるぞ。

「でんしゅ」もあったけど、今回はスルー。

いつもの「やまもとブラック」も購入。

この店ぐらいだろうな。

レアな日本酒が定価で買えるのは。

そういえば、500円でシールを1枚くれて、40枚たまったら十四代を買う権利がもらえる。

凄いよな、ココ。

名前と住所を書いて、空き瓶を返さないといけないけど。

ここでもいい買い物をした。

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そういえば、冷蔵庫に高そうな生ハムが入っていたな。

恐らく、スペイン産のハモン何とか。

塩味がイタリアのプロシュートほどきつくなくて、脂身がおいしい。

生ハムはスペインだよな。

みんな、ペイチャを満喫しているみたいだ。

よし。

マルショクで赤ワインを買おう。

スペイン産がいいよな。

レジに行って、

「ペイチャでお願いします」

「あっ、初めてなんで、ちょっと待ってください」

手順書を見始めた。

「急がないんで、ゆっくりでいいですよ」

POSレジを操作して、番号のところに飛ばす。

ん?

ペイチャで支払った分の金額が引かれていない。

「これ、ペイチャ未決済の状態だと思うんで、見てもらえますか?」

パートの方がテンパる。

応援が来た。

「ペイチャボタンを押せばいいですよ」

と言っているのに、

なぜか「ギフトカード」のボタンを押す。

マネージャー登場。

なんか差し戻しみたいな操作をして、リカバリ。

パートの方から平謝りされるので、なんだか申し訳なくなる。

並びもないし、

「もう一度、やってみましょう」

ということで、レジ横の電池を差し出す。

今度は番号に飛ばす前に、きちんと決済できた。

「こういう仕組みになってるんですね」

こちらからも、

「参考になりました」

と。

なんだか今日は、ペイチャ三昧だったな。

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早めに晩御飯にしようと準備する。

鶏肉を切って。

カボスを切って。

指を切って。

えっ!?

包丁をしまうとき、目測を誤った。

プールの疲れだろう。

とりあえず水道水で洗って、キッチンペーパーで押さえる。

血が止まらない。

なんで?

痛くない。

血が止まらない。

なんで?

押さえる。

痛くない。

なんで?

ポリ袋に手を突っ込んで観察する。

思ったより深いのか。

時間は4時過ぎ。

AIに聞く。

「指を包丁で切った。どこの病院に行けばいい?」

端的な回答。

「外科」

候補を見る。

おぉー。

たまにドラクエウォークで通るところだ。

よく見ると外科もある。

取り急ぎ電話。

OKとのこと。

ポリ袋の中の手を洗わずに行ったので、中に入ると、

「えっ」

みたいな顔をされる。

血が……。

待ち患者さんが10人くらいいたけど、

診療室へ直行。

しかし、カルテを作らないとダメってことで、行ったり来たり。

「痛くないんで、ゆっくりでいいですよ」

と言っているのに、なんだか慌ただしい。

出血が、飲みかけのヤクルトぐらいあるからだろうか。

(画像はあるけど自粛しました)

そんなこんなで、ドクターに診てもらう。

「凄い出血ですね。お酒、飲んでますか?」

「いや、日本酒を買い込んで、これから飲もうとウキウキしてたところです」

「包丁、研いだばっかりだから、スパッと切れて痛くないんですかね!?」

という話から、ブラック・ジャックの話になる。

「あっ、そのエピソード思い出しました。刺青のやつですよね」

手塚先生は凄い、ということで。

「縫うか悩ましいところですね」

という感じ。

結局、ギプスみたいなもので固定して、圧迫止血で一晩様子見となった。

フレンドリーな先生だったので、

親指を見せながら、

「明日、朝イチに来ます」

と言ったら、

先生もサムアップを返してくれた。

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早く治るといいな。

あっ、ニンニク……。

一風堂で5かけら食べたんだった。

辛子高菜のトングでニンニク掴んでしまって、周りの赤くなったの全部絞ったんだった。

血液サラサラだったのか。。。

教訓:

気づかない肉体疲労。

「大丈夫」は慢心。
慢心はケガのもと。

気をつけよう。

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