ダンベル成長記録

ドラクエウォーキングやスイミングを続ける中で、筋トレも少しずつ習慣になってきた。

最初に買ったのは5kgのダンベル。

当時は十分重く、「これ以上は必要ないだろう」と思っていたのだが、人間の慣れというのは恐ろしい。

気が付けば物足りなくなり、今回10kgまで増量することになった。

継続は力なりとはよく言ったもので、最初は5kgでも腕が悲鳴を上げていたのに、今では10kgを持ち上げても普通にトレーニングできるようになっている。

そして、最近は「痩せた?」と言われることも出てきた。

自分ではダンベルの重量ばかり気にしていたが、どうやら見た目の方にも多少は効果が出ているらしい。

毎日、10kgの塊を持ち上げている甲斐があったというものである。

ただし、新しく購入したダンベルには一つ問題がある。

鉄製ではなくコンクリート製なのだ。

同じ10kgでも鉄製ならコンパクトだが、コンクリート製はとにかく大きい。

箱から出した瞬間、

「これ、本当に10kg?」

と思わず声が出た。

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実際に持ってみると重量は10kgなのだが、見た目の迫力が凄い。

腕のトレーニングをしているだけなのに、なぜか土木作業をしている気分になる。

コンクリートダンベルの最大のメリットは、実際の重量以上に凄いものを持ち上げている気分になれることかもしれない。

見た目も重量に合わせて増量されているため、部屋に置いてあるだけで「かなり鍛えている人感」が出る。

ただ、宅配で届いた時は驚いた。

私が台車に積まれた物を見て「これは重そうだな」と構えている横で、佐川のお兄さんは玄関まで軽々と運び込んでいく。

ダンベルで鍛える前に、まず佐川のお兄さんの腕を見習うべきなのかもしれない。

10kgを持ち上げて満足している私と、何十kgもの荷物を一日に何度も運ぶ配達員。

本当の筋力とは何かを考えさせられる瞬間だった。

もちろん、10kgになったからといって終わりではない。

筋力は急には伸びないが、少しずつ積み重ねれば確実に変化していく。

運動も投資も同じで、一気に成果が出ることは少ない。しかし、続けていると気付かないうちにスタート地点から随分遠くまで来ている。

5kgから10kg。

数字だけ見ればわずかな差だが、自分にとってはなかなか大きな前進だった。

それにしても、このコンクリートダンベル。

トレーニング器具というより、どう見ても建築資材である。

次に買い替えるなら鉄製にしたい。

その頃には、佐川のお兄さんに少しでも近づけているだろうか。

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