ロレックスマラソン 2個目・9回目(北九州)

近くに用事があったので、通りすがりに寄ってみる。

並びは2組だと思ったが、中で待っている人もいたので、実際は5組。

30分ほど待つ。

土日にこの店舗へ来るのは初めて。

平日より明らかに客が多い。

そして、大体が定年退職した人という感じ。

夫婦で来店している人が多かった印象。

今日の対面は、初めての方。

若いオネーサン。

手にタブレットを持っていない。

なんで?

あー、土日に来ないから、一見客と思われているのかも!?

「顧客登録しているので、タブレットを見てもらえますか」

と言って、取りに行ってもらう。

おねーさん、ちょっとだるそう。

いやいや、そこは大事だろう。

で、希望リストを見てもらう。

「DJ、GMTをお探しですね」

「そうなんですが、この前、並んでる時に他のお客さんのオイスターフレックスを見せてもらって、そっちに興味が行ったので、変更してほしいです」

「えっ? 並んでいる方同士でですか?」

「はい。なんか、その方がトイレに行って帰ってきたら会釈されて、時計みて、つい『かっこいいですね』って言って、そこから立ち話になりました」

「そうすると、具体的にはどのモデルでしょうか?」

「1番がヨットマスターオイフレです」

「えっ?」

「あー、オイスターフレックスです。イエローゴールドの」

「えっと……」

タブレットの画面を、

「ここの、ココって感じです」

と指で示す。

あー。

金無垢を買うような人間とは思われてなかったのかな。

まあ、そうだよな。

なかなかいないと思うので、

「こっちは難しいと思うけど、デイトナのオイスターフレックスも第2希望で登録をお願いします」

「はい。分かりました」

ん?

なんか、急に接客が丁寧になったぞ。

5~700万円の時計を買うって言ったからか?

まあ、いいや。

なんか食いつきが良くなったので、そのまま雑談で結構話し込む。

いつも思うのだが、販売員って投資信託とかしてないんだよな。

お金の話がかみ合わない。

なので、旅行とかの話をして、和やかに雑談。

なんか、雑談で体感30分。

凄く時間が経過したので、それとなく在庫を促してみる。

……確認に行かない。

もっと話したいのか?

みたいな感じで、さらに10分延長。

さすがに立ち話は疲れたので、

時計の話に誘導し、会話の末尾に、

「あまり期待はしていませんが、見てもらえますか」

と、お願いする。

すると、その前に、

「本日、身分証明書はお持ちですか?」

えっ。

これ、いけるやつじゃん。

まじか?

そう思っていると……

メチャクチャ残念そうな顔で戻ってくる。

あっ。

奥で上司からNGを出されたな。

察する。

「いえいえ、ありがとうございました。
お話しできて、とても楽しかったです」

といった感じで退店。

帰りながら、

「在庫はあるけど、買えないパターンだよな」

と思う。

ただ、この店員さんなら、買えそうな感じがする。

上司を説得するフレーズがあれば、なんとかなるだろう。

もう、女神がいないのだから、自力で何とかしないと。

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